4月3日(土)は1ヵ月遅れで桃の節句を祝う伝統行事『浜節句』を小島の浜で行いました。
「浜節句」とは・・・
昔は大人は重箱で、子どもは遊山箱にタケノコやワラビの煮物、巻き寿司やいなり寿司、
天草で作った寒天を入れて砂浜や海岸へ行って、春を五感で楽しむ風習。
平日であれば漁師さんはじめ、いろんな仕事が休日になり
家族で子どもの成長を祝い、楽しみます。
コロナ禍で去年と同様、イベントとして大勢ではできませんでしたが、
コロナ対策を取りながら、家族ぐるみでお弁当を食べて楽しみました。
天候に恵まれ、外で食べるお弁当は最高!
遊山箱を持参している方もいて、その中身は様々で果物や羊羹、お菓子が入っていたり、
手作りいちご大福の周りに花が飾られた遊山箱もありました。
「浜節句」と「遊山箱」・・・
旧暦のひな祭りの4月3日、もともと春の農業の始まりの時期に田の神を迎える祭りでした。
子どもたちが野山へ遊びに行くことを「遊山」と言い、
遊山する子どもたちのための弁当箱を「遊山箱」と言います。
大正時代から昭和戦前期によく使われていたそうです。
徳島の中でも街中、海辺、里山と地域によって少しづつ習慣が違いますが
牟岐では浜辺で「遊山箱」を持っていって「節句」を祝います。
モラスコむぎには、桃の節句ということでお雛様を飾りました。
来年こそは是非多くの方とワイワイ楽しめることを願っています!!
1日も早くコロナが終息しますように。
4月4日(日)に徳島新聞に掲載されました。